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「葉もの」ラグ 続報 ― 13 "Leaf Rags"

ラグタイム研究家の大矢儀一さんが、他にも「葉もの」ラグがあると教えてくださいました。Dave Jasen の最近の著書 『 That American Rag 』によれば、あと6曲はあるそうです。それを含めて、今までに出揃ったものを年代順に並べてみます。赤字は Scott Joplin のものです。青字は大矢さんにご指摘いただいたものです。

Maple Leaf Rag ( Scott Joplin, 1899 ) :カエデの葉。由来は店名。

Palm Leaf Rag ( Scott Joplin, 1903 ):ヤシの葉。

Clover Leaf ( John Lind, 1905 ) :クローバーの葉。曲名にRagはつかない。

Rose Leaf Rag ( Scott Joplin, 1907 ):バラの葉。

Fig Leaf Rag ( Scott Joplin, 1908 ):イチジクの葉。

Orange Leaf Rag (Strauss L. Lloyd, 1908 ):オレンジの葉。

Fig Leaf Rag (WilliamR.Lowrence,1909) :イチジクの葉。Joplin 作(1908) と同名異曲。

Cabbage-Leaf Rag ( Les Copeland, 1909):キャベツの葉。

Clover Leaf Rag (Cy Seymour, 1909 ) :クローバーの葉。Lind 作1905)と同名異曲。

Cherry Leaf Rag ( El Cota, 1909 ):サクラの葉。

Oak Leaf Rag ( Arthur  L. Sizemore, 1911 ):オーク(コナラ属のドングリの木)の葉。

Cotton Leaf Rag ( Len Larimer, 1911 ):ワタの葉。

Silver Leaf Rag ( Dan Goldsmith, 1911 )植物ではなくて、銀箔のこと

スコット・ジョプリンは、「葉もの」を4曲出版しましたが、それ以外に少なくとも9曲は出ているんですね。しかも、ローレンスの Fig Leaf Rag は、ジョプリンの同名の曲の翌年です。こういうのって、知っていて出したんでしょうか? 間違えて買う人がいそうですよね。

それから、これを見ると、おそらくジョプリンの名声にあやかろうして命名された「葉もの」ラグの流行は、1909年とか1911年とかがピークに見えます。これだけの資料で断定はできませんが、面白いなあと思いました。

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