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Cherry Leaf Rag ―3曲の「葉もの」ラグ in 1909 

ラグタイム曲の出版当時の表紙というのは、とても魅力的です。今からちょうど100年くらい前にアメリカで出版されたピアノ・ピース群。しかも楽譜の表紙に見られる挿絵、写真、イラスト、デザイン等は、その時代を感じさせるとともに、当時の社会風俗をうかがい知る上でも、とても興味深いものです。私は実は、このアンティークな表紙群にも、とて魅力を感じています。

アメリカのラグタイム・ピアニストであるBill Edwards 氏のサイトには、これら楽譜の紹介コーナーがあります。そこで、出版当時の楽譜写真のいくつかを、このブログに転載するお願いをメールしました。その際、このブログの内容もちょっと書きました。すると、Cherry Leaf Rag (1909) by El Cota, published by Victor kremer Company というのもあるよ、と教えてくれました。ただし、楽譜コレクターである氏も、現物は持っていないそうです。ウェブ検索してみましたが、カナダのオークションサイトに表示されていたものの、もう品切れでした。これ以上の情報は、今のところわかりません。

でも私が驚いたのは、このCherry Leaf Rag も1909年の出版だということです。この年に、Cabbage-Leaf Rag, Clover Leaf Rag と、Scott Joplin 以外の3人の作曲家が、相次いで「 ~ Leaf Rag 」 というタイトルでラグタイム曲を出版したのです。Scott Joplin にすれば、Fig Leaf Rag (1908)出版の翌年に、少なくとも3人にタイトルをパクられたわけです。普通だったら、もう「 ~ Leaf Rag 」という名で曲は出版したくなくなるのでは? 他の作曲家や出版社にしても「葉もの」ラグはもう潮時だと判断しても不思議はありません。。「葉もの」ラグの流行は、この辺りがピークだったのかもしれません。以上、少ない情報で、考え違いもあるかもしれませんが、これが現時点での私の感想です。間違いや他の情報などご存知の方がいたら、どうかご教示くださると幸いです。

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コメント

オリジナルの楽譜は5枚ほど持ってますがA4より大きいのですサイズもばらばら当時はどう作られてたんですかね? 表紙は個性がありなんともいえません ボロボロですのでこれを使用し練習することはできません コピーして使用してます Joplinの楽譜は2万から4万円の相場となってます

投稿: sugou | 2005/07/30 21時55分

sugouさん、こんばんは。オリジナル楽譜をそんなにお持ちなんですか。A4より大きい楽譜って、ピアノの譜面台に載せるのにどうなんでしょう。ピアノの大きさは当時と変わってないし。音符が大きくて見やすいとか?

投稿: ラゲディ・アン | 2005/07/31 01時37分

A4より大きい楽譜は一回りくらいです 譜面台には載りますよ 残念ながら音符は大きくありません ネットでダウンロードするときと同じ大きさです お探しの楽譜がありましたら探しましょうか?

投稿: sugou | 2005/07/31 21時55分

今はオリジナル譜を買うなんてとっても……。そういえば、うちにある楽譜でA4よりひとまわり大きいのがあって、調べたらフランス製かフランスものの翻訳楽譜でした。今でも規格が違うんでしょうか。米国製はA4できれいに棚に収まるんですが。

投稿: ラゲディ・アン | 2005/08/01 19時43分

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