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ピアノの調律

昨日は年に一度の調律日。20数年前にピアノを買ったとき以来の調律師さんが、毎年律儀に電話をかけてきてくれて、「あ、もう一年だったんだ」と気づいてお願いしています。ところが去年だけは異常でした。7月に調律したのに10月には音程が狂ってガタガタに……。さすがに我慢できなくなって調律師さんを呼びました。去年の夏の異常な暑さと秋の台風の多さ――、こうしたピアノにとっての悪条件が原因と想像されました。

というわけで、今回に限っては半年ぶりの調律。調律が終わって、興味深い(でもちょっと悲しい?)話を聞きました。よく「中古ピアノ引き取ります」という広告を見るのですが、その中古ピアノの行き先。多くはお隣の某大国だそうです。引き取ったままのピアノをそのままコンテナに詰めるだけ詰めて(もちろんアンコもいっぱい詰めて)運ぶのだそうです。そしてそれがちゃんと売れてビジネスになっているのだと。現地ではピアノのメインテナンスの文化もまだ行き渡ってないけれど、とにかく箱物が入手できるだけで充分という環境らしいのです。それに日本製Y社なんてブランドだし。大国からはわが国に大量の輸入物資があり、それを運んできたコンテナを空のまま戻すよりは、ピアノを詰めて運ぶと割りに合う、という需給関係が成立しているのだそうです。でもこれももう間もなく飽和状態が予想され、そうなれば中古ピアノに値段をつけて買う業者はぐっと減るらしいです。

私の実家にあったピアノは10年くらいに処分したのですが、そのときは誰も買い手なんてありませんでした。涙をのんで処分するしかなかったのです。ピアノの状態は相当いかれていて、修理して売るにしてもオーバーホールには何10万もかかるので誰も引き取らないだろうといわれました。日本製で、たしか Steinmayer という名でした。父が探してきて、鍵盤のタッチが深く、よい音の出る楽器でした。

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コメント

アレェクスェイいわく、スクエア・ピアノは余り音が良くないそうだ。横浜の「楽器フェア」で試したことがあるのだけれど・・・本人はそれほどの印象を受けなかったよう。

でも川崎にあるのなら試してみたいですね。貴重な情報ありがとうございました。

投稿: 裕美・ルミィヤンツェヴァ | 2005/09/13 17時33分

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