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Nightingaleについて

我が家の周囲では、春になるとシジュウカラの「ツピー、ツピー」という縄張り宣言がやかましくなります。オスは一日中鳴いていて、喉が枯れないのでしょうか。でも、ツピツピ一点張りではありません。ときにメロディーのある長いさえずりを始めて、それが、「え、テープかテレビからの音?」と耳を疑うくらい芸術的なのです。これは、メスに呼びかけているのでしょうか。また警戒音という地鳴きもあるようです。同じ鳥でも、いろいろ鳴き声があるものです。

さて、名前は有名なのに、日本やアメリカでは聞くことのできない小鳥「ナイチンゲール」はどんな鳴き声なのでしょう? ナイチンゲールの所属は、ヒタキ科コマドリ属。茶色い小鳥ですが、ウグイスよりは大きいそうです。繁殖期のオスは夕方から美しい声で鳴き、欧州第一の鳴き鳥とされています。サヨナキドリ、ナイチンゲールと訳されています。

ナイチンゲールの説明に関してはBird of Britainが詳しいですが、鳴き声は聞けません。そのかわり、鳴き声の描写があります。

「鳴き声にはフレーズと反復があり、その変化と抑揚は際立っている。とくに、深く、低く、長く続く鳴き声は特徴的である。他の鳥の鳴き声と間違うことはない。しかし若鳥は卵を抱き始めると美しいさえずりを止め、ヒナに対して、荒々しく、しわがれた鳴き声を出すようになる」

ハンガリーイタリアのサイトで、歌声が聞けました。上記イギリスのサイトの「普通のナイチンゲール」(Common Nightingale, 学名Luscinia megarhynchosと並んで、Thrush Nightingale(学名 Luscinia Lusciniaも紹介されています(ツグミに似ている?)。ヨーロッパでも国によって、分布の違いがあるのかもしれません。

普通のナイチンゲールLuscinia megarhynchosは、ピヨピヨピヨと鳴き声が高らかで、ツグミ系の Luscinia Lusciniaは口笛のあとにチュクチュクと地鳴きがくる感じです(リンク先はハンガリーのサイト……、のつもりでしたが、リンクがうまく入っていない場合は、お手数ですがハンガリーやイタリアサイトの中から学名を探してクリックしてください)。

また、フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンには、鳥の鳴き声をテーマにしたオーケストラ曲「小鳥たちの目覚め」があります。ここに出てくる鳥の鳴き声をすべて検証したサイトReveil des Oiseauxがありました。もちろんロシニョール(ナイチンゲールの仏名)も出ていますが、なんと楽譜や音の波形を見ながら鳥の鳴き声が聞けます。このロシニョールは「ツグミ系」でしょうか?

学生時代に一度ヨーロッパに行きましたが、鳥の鳴き声に注意を払うことはありませんでした。でも今なら、もしそういう機会があったら、ぜひ小鳥のさえずりが聞けるような森の宿に泊まって、ナイチンゲールのさえずりを聞いてみたいものと思います。

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 この記事を書いてから、2年が経っていますが、上記のハンガリーの鳴き声のリンクは、もう切れてしまったようです。いまだにアクセスをたくさんいただいている記事なので、ナイチンゲールの鳴き声を新たにひとつ紹介します。
 これ以外にも、「
nightingale song」で検索すると出てくると思うので、興味のある方は、いろいろ探されてください。(2007年12月)

★ナイチンゲールの鳴き声(ドイツ:2002年)
http://freesound.iua.upf.edu/samplesViewSingle.php?id=14854

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コメント

こんにちは、青木です。
ナイチンゲールの鳴き声、興味深く聞きました。というのも、ここ数年、バードウォッチングもやっているので・・・。
ちなみに7月にヨーロッパに行った際に、オーストリアでブラックバードを見たのですが、ビートルズの曲で聞かれる鳴き声と同じでした。
いつかナイチンゲールも見れると良いのですが。

投稿: 青木 | 2005/09/25 22時45分

青木さん、こんばんは。うらやましいです。オーストリアで見たなんて!
バードウォッチング、私もしてるんですよ。というか、外に出るといつも「飛ぶもの」(鳥や昆虫)にばかり目が行く習性がついてしまっています……。
ブラックバードは、クロツグミ? カラス?   ビートルズの曲は知らないんですが、マザーグースに出てくるのは、王様のためにパイの中に入れられた24羽のブラックバード。英米人なら誰でも知っているSing a Song of Sixpenceという童謡で、ビートルズが連想したのも、ひょっとしてそれでしょうか? 
石原都知事はそれを下敷きに、東京のカラスはパイでもにしちまえ、と失言したことがあります。
でもツグミみたいな鳥は、昔は食用だったと鳥観察の先生が言ってました。今は禁止されているカスミ網で取って食べていたそうです。しかも秋のツグミは脂が乗っておいしいか……。だから、パイにしたという英国童謡、実はリアルな話なんですよね、きっと。
ゴメンナサイ、鳥の話題でもつい長くなってしまうワタシです。
お忙しい中、ご訪問ありがとうございました。いつか外国でナイチンゲールと出会えるよう、お祈りしています!

投稿: ラゲディ・アン | 2005/09/26 00時30分

ブログ、使い方がよくわからなかったりして、リプライも遅れて書いています。

ブラックバードは「クロツグミ」でしょうが、日本のとは微妙に違うみたいです。(日本のは腹が白いですが、欧州のは真っ黒)
<鳥見>は知らない土地での過ごし方としても、なかなかイイですね。勤務先の研修で嬬恋に行ったときは、朝6時からウロウロしていました。

なお、今、自分のサイトをメンテしていて、こちらもリンクで紹介しておきます。遅れてすみませんでした。

投稿: 青木 | 2005/10/13 19時58分

青木様、リンクありがとうございます。
奈良では、セグロセキレイとキセキレイを見ました。キセキレイは初めてで感激しました。人家の間の橋からふと見ると、浅い水辺に黄色く光るものがいて、それがキセキレイでした!
「鳥見」は、どこでも一年中できるから楽しいですよね。

投稿: ラゲディ・アン | 2005/10/25 01時01分

初めまして。
夜中にロシニョールの検索をして、こちらの記事を
知りました。ブログ名や〔Reveil des Oiseaux〕の
アドレス等を紹介させて頂きました。05/06

カナリヤにコロラトゥラを聞かせたことがあります。
頂いて飼い始めたとき既に高齢だったせいか、余り
啼かなかったのです。頭を傾け(人間なら耳を澄まし)、
音楽が終わると可愛い声をほんの少しだけ・・・ でも
嬉しかったです。

今度ほかの記事も拝見します。どうぞよろしく。

投稿: ハニーm | 2007/05/07 17時49分

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