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Hot Chocolate Rag――ココアに対する熱き想い

hot_chocolate_rag1908assyuku  寒さが半端じゃなくなりました。都心の朝の気温が4度、最高気温7度の予想とか(結果は9度。1月並みの気候だとのこと)。落ち葉が盛んに落ちて秋の風情なのですが、本当は冬なんですよね。こんなときは、あたたかい飲み物がごちそうになります。コーヒーや紅茶もいいけれど、カフェイン抜きのものが欲しいときは、

そう、Hot Chocolate !!!  ココアです。

 おいしいココアを入れるには、鍋で作るのが正統派です。が、一人分など手軽に入れるには、マグカップにココアと砂糖を入れて少量のお湯で溶き、牛乳を足して電子レンジでチン! これで充分おいしいココアが出来上がります(インスタントなんかより、ぜ~~んぜん、美味しいですよ!)。ここにマシュマロを溶かしながら飲むと、また最高のご馳走。ワシントンのホテルでココアを注文したとき、ココアと共に大量のマシュマロが陶製の小鉢に運ばれてきて感激したことがあります。ココアにマシュマロを溶かす……、もともとアメリカ人の発想なんでしょうね。

 さて 「タイトルには何でもあり」のラグタイム、その名も Hot Chocolate Rag という曲が1908年に作曲されています。作曲はMalvin A. Franklin とArthur Lange (表紙にMelvinとあるのはミススペルとのこと)。軽快なノリのラグタイムです。さて、Hot Chocolate Rag の表紙を見ると、ハイチェアの幼児が机の上のココアに手を伸ばしているコミカルな絵が描かれています。1908年の絵ですが、このココアには時代的背景がありました。19世紀半ばまでは、ココアというのはコーヒーとあまり変わらないような飲み物だったそうです。それが1900年くらいまでには、細かいパウダー状にする技術ができて、アメリカの一般消費者の手に入るようになりました。さらにパウダーに砂糖が加えられたインスタント製品が出来たのが1940年代だそうです。だから、1908年頃のアメリカ人にとってのココアは、今ほどありふれたものではなくて、おそらくまだ「何か素敵な飲み物」というイメージを伴ったものだったのかもしれません。そんなココアへの熱い想いが、この曲にこめられているかも!?

 ココアについてのウンチクと表紙の絵は、Professor Bill のホームページより。「Rags up to 1909」の部分を下にスクロールするとこの曲の解説が現れ、表紙絵をクリックすると、ポップアップウィンドウが開き、音楽が聞けます(ポップアップウィンドウをリンク先に指定することはできないのでしょうか? どなたか教えてくださると助かります)。
 この曲の楽譜は、Ragtime Gems ( David A. Jansen, Dover Publications、1986 ) に収録されています。

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