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myラムタイム with "A Little Lost Lamb"

a_little_lost_lamb_1_assyuku  外出から帰ると、ラグタイムプレスからの郵便物が! Sue Keller さん演奏の待望のCD ”A Little Lost Lamb ” です。さっそくCDをかけて「myラムタイム」を過ごしました。
 実はスーさんのCD自体、初めて聞きましたが、なんと魅力的で表現に富んだピアノワーク! 何でもっと早くこれを聞いていなかったのか、後悔するほどです。
 ラムの作品についての印象も忘れないうちに書きとめておきます。この曲集には、ラムの若い頃の未発表作品と晩年の作品が収録されていますが、10代・20代の作品は生き生きとして面白みに富み、晩年発表のものはテンポも作風も落ち着いています。
 その中でも、印象に残った曲を書き留めます。

2. Chasin` The Chippies(1914)……27歳当時の作品(以下同様)
  「リスを追いかけて」でしょうか? しかもチップモンクは、尾の短いシマリス。ディズニーのチップ&デールがチップモンクです。いかにもリスがちょろちょろと逃げ回るような軽快な曲で、陽気で楽しくなる曲です。これは弾いたら面白いと思いました。
4. Mignonne(1901)……14歳
 ジョセフ・ラムの最初の作品、でしょうか。ラグタイムではなくて、かわいらしく美しいメロディーの3拍子です。思った通りの曲でした。父親を亡くし、家族から離れてカナダの学校で学んでいた時代の作品。
11.Walper House Rag(1903)……16歳
  初めてのラグタイム作品。ケーク・ウォーク・スタイルで、とても軽快な曲です。Walper Houseとは、何だったのでしょう。まだカナダ・バーリンの工科学校にいる時代の作品で、そこの建物だったのでしょうか。
12. My Queen of Zanzibar(1904)……17歳
 エキゾティックなメロディーでユーモラスにも感じられる面白い曲。途中から軽快なマーチ風になったかと思えば、ハバネラ風のリズムも出てきて、変化に富んでいます。ザンジバルはアフリカ東海岸の島で、当時は英領。今はタンザニアの一部です。何でザンジバル? カナダの学校を辞めて、ニューヨークで仕事を始めた頃の作品です。
15.The Ragtime Special(1959)……72歳
 しっとりと落ち着いたものが多い「59年もの」のなかでは、中間部からシンコペーションが華やかに展開する作品。何がスペシャルかと言えば、これが「友人スコット・ジョプリンの思い出に敬意を持って捧げられている」からでしょう。
16.Alaskan Rag(1959)……72歳
 「59年もの」の中では最高の名曲。というより、ジョセフ・ラムの生涯の作品の5指には入る? その上、Sue Kellerさんの演奏には驚きました。自由にルバートし、フレーズごとに表情があり、繊細で、豊かで、なんと表現のある弾き方であることか。こんなアラスカン・ラグの演奏は初めて聞きました。こんな弾き方がしてみたい! 心からそう思いました。とにかく最高!
a_little_lost_lamb_2_asshuku A Little Lost Lamb は、直訳すれば迷子の子羊。Joseph Lambの名前を利用し、かつ遺稿集と迷子のLostをひっかけたユーモラスなタイトルです。CDジャケットの絵はまさにそれ(上の写真)。表紙を開くと、羊は2匹。連れを見つけたのでしょうか。その右の写真ですが、金属棒がたくさん並んでいて何かと思いましたが、これってピアノの内部の弦を巻く部品でしょうか? そう思って見ると、な~るほど!

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