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David Thomas Roberts Piano Solo公演

Dtr いよいよ、デヴィッド・トーマス・ロバーツの来日が迫ってきました。日本初のピアノ・ソロ公演です。ラグタイム・ファンにとっても、ピアノが好きな人にとっても、新しい音楽に興味を持つ人にとっても、発見と感動を与えてくれる公演になるだろうと期待しています。

デヴィッド・トーマス・ロバーツ氏というのは、米国ミズーリ州在住の作曲家&ピアニストです。同時にシュールレアリスティックな画家であり、詩人でもあるというアーティストです。その作曲は、アメリカ伝統音楽のひとつであるラグタイムを基盤に、ラテンアメリカ要素の強い「テラ・ヴェルデ」音楽、クラシックのロマン派の要素、アメリカンカントリー音楽の要素、クラシックの現代ピアノ曲を思わせるものまで、多彩です。でも、理屈は知らなくとも、掛け値なしに、リズミカルで、ときに静謐で、色彩に富んだ素晴らしいピアノ・ソロが堪能できることは確かです。

私は、もう今からわくわくしているのですが、首都圏で行われる三公演のうち、どれに行こうか考えている方のために、それぞれの公演の特徴を書いてみたいと思います。

ロバーツ氏の演奏内容は、基本的にどの公演も同じだということですが、オープニング・アクトの内容などが異なります。また会場には、それぞれ特徴があります。

●10月27日(金) TOKYO スタインウェイサロン 松尾ホール 19時開演 
 
デヴィッド・トーマス・ロバーツ氏、来日してすぐの初日公演です。初めて踏む日本の土地、東京の風景を感じて、また、日本の象徴的存在でもある皇居を目の前にした会場で、どんな演奏をしてくれるでしょうか。
 オープニング・アクトは、公演主催者であるオタルナイ・レコード浜田隆史さんのアコースティック・ギター演奏。ギターでラグタイムをこれだけ弾きこなす方は、日本では珍しいのではないでしょうか。ラグタイムを弾くために(それだけのためではない?)、ギターは独特の変則チューニング。クラシック・ラグだけでなく、デヴィッド・トーマス・ロバーツの曲や、浜田さんオリジナルのラグタイム曲もレパートリーにお持ちなので、何を演奏していただけるのかも楽しみです。
 会場は、スタインウェイピアノを輸入している松尾楽器のショールームに隣接した小ホール。日比谷公園のまん前のマリン・ビル地下という、絶好のロケーションです。地下鉄通路からホール入り口まで連結しています。
 座席数は、ピアノの鍵盤の数の88席。使用ピアノはもちろんスタインウェイのグランドピアノで。楽器商自らのホールで、メンテナンス等は最高でしょう。

●11月1日(水) SAITAMA さいたま市民会館うらわコンサート室 19時開演
 名古屋公演(10月28日)、大阪公演(10月29日)を終えた後、2日間のオフ日で充電したあとのコンサート。東京を感じ、関西の風土を体験した後で、古い宿場町浦和で、デヴィッドさんの演奏に何か変化が現れるでしょうか? 
 オープニング・アクトは、上記と同じ浜田隆史さん。
 会場は、市民会館の7階にある130席ほどのホールです。
 会館までは駅から徒歩5分。浦和で一番立派なホテル「浦和ロイヤルパインズホテル」と向かい合わせで、繁華街のはずれにあります。浦和は江戸時代、中仙道の宿場町として栄えました。会場に向かう途中の町並みは、昔をしのばせるものもあります。老舗のうなぎ屋さんもおすすめだし、上記のホテル一階のビュッフェも、気軽で美味しくて地域の人気スポットです。アクセスは上野からわずか18分、赤羽からは8分です。

●11月2日(木) TOKYO 日暮里サニーホール コンサートサロン 19時開演
 
浦和公演の翌日、荒川区日暮里で、デヴィッド・トーマス・ロバーツ氏、首都圏最後の公演です。このあとは札幌公演後の帰国が迫っています。日本でのツアーにも、名残惜しくなってきた頃でしょう。JR駅沿いに飲食店や薬局やパチンコ屋がこまごまと並ぶ風景は、東京の下町の駅前風景の原点? しかし会場のあるホテルのビルの中だけは、シャンデリアの明かりに照らされた別空間です。
 この日のオープニング・アクトは、ロシア人のラグタイム・ピアニストAlexei Rumiantsev 氏と、奥様でヴォーカルのHiromi Rumiantseva さん。日米露のインターナショナルな顔合わせです。アレェクスェイ氏の弾くラグタイムは、ぴか一。日本在住ではおそらく唯一の、ラグタイム・ピアニストを名乗る演奏家でしょう。またヴォーカルの裕美さんは、この時代のスタイルで、ラグタイムソングを歌ってくれます。ラグタイム研究にも熱心で造詣が深い一面、素敵な衣装でいつも驚かせてくれたりします。ラグタイムソング・シンガーというのも、日本では他にいないでしょう(世界でも珍しい?)。
 日暮里サニーホールはクラシックの演奏会にもよく利用される人気のホールです。併設のコンサートサロンは定員100名のアット・ホームな空間です。ピアノはスタインウェイのコンサートピアノ。スタインウェイは、デヴィッドさんの最も好きなピアノだそうです。
 アクセスは駅から3分で、ホテルラングウッドの4階にあります。

 このほかに、次の公演があります。
●10月29日(日) NAGOYA 名古屋 バラダイスカフェ 19時30分開演
●10月28日(土) OSAKA 大阪 メイシアター小ホール 19時開演
●11月4日(土)  SAPPORO 札幌 ヤマハフィールズ 19時開演

 また、会場では、デヴィット氏の楽譜やCDの販売もあるそうで、それも楽しみです。

★詳細やチケットは、主宰者のオタルナイ・レコードにお問い合わせください。
http://www.geocities.jp/otarunay/david.html

★David Thomas Roberts氏の米国サイトはこちら。
http://www.davidthomasroberts.com/

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