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キースを聴いた

キース・ジャレット@池袋芸術劇場。
その昔、ソロピアノ・アルバムを聞いた時期がありました。
クラシックともジャズともつかない即興演奏……。
いつか生演奏に触れたいと思っていたのが、とうとう実現。

数ヶ月前にチケットは買っていたものの、
実は本当に行けるかどうかという状況でした。
しかし音楽の神様は私を見捨てなかった!
本当に奇跡的にいろいろなモノゴトがうまく運び、
ホンモノのキース・ジャレットを満喫することができました。

始まりは現代音楽的即興でしたが、
第一印象は「潤いのある音色」。
本当に豊かで、潤滑油がたっぷりという鍵盤ワーク。
それも張り詰めた緊張感というのでなく、非常に余裕のある豊かなサウンドなのです。
そして少し後のブルースや8ビートの曲での印象は、超しびれるグルーブ感。
やはりリズムの刻みとノリが物凄い。
これを一人でやってるんですよね~。
ときに立ちあがり、ときにメロディーを歌い、小刻みにステップを踏みながら、
それでいて鍵盤を動く手のほうは、決して休むことなく……。
やはり本当に凄い人でした。
見かけは黄色いチャンチャンコを着たおじいちゃんでしたが。
(失礼! ブラックのシャツにゴールドのベストが映える装い、
と言い直しましょう)

終わったら会場はスタンディング・オベーション。
アンコールを4曲もやってくれました。
アンコールの方が、馴染みのあるフツ~の曲が多く、
(つまり、現代音楽的即興でない……)
拍手は一回ごとに高まっていきました。

現在63歳のキース・ジャレット。
40~50歳代の数年間は、病気(慢性疲労症候群?)で活動していなかったといいます。
しかし昨日の印象は、潤いに満ち、表現力あふれる、余裕ある演奏。
不調の時代があったことを感じさせない、
いや、それがあったからこその円熟味って、あるのではないでしょうか。

帰ったらピアノを鳴らしたくなりましたが、不可能な時間。
電子ピアノ&ヘッドフォンを鳴らしたいとは、全然思えませんでした。

ホンモノのピアノの醍醐味、これに尽きた一晩!

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