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ラグタイムとの出会い

先日、ケーブルテレビで放映していた映画「All That Jazz」。
ダンサーの群舞の素晴しさに目をそらすことができず、
つい最後まで見てしまいました。
昔、ロードショーで見たことがある映画でしたが、
すっかり内容は忘れていました。

そして、
見ていて「あ!」と思ったのがラグタイムの記憶……。

8~9年前にラグタイムを初めて知ったとき、
「どこか、アメリカ映画で耳にした大好きな音楽だな~」
という印象がありました。
その後、どんな映画だったか、ある程度調べたのですが、
わからないままでいました。
ところが、この映画のある場面、
まさに「これだ!」というシーンが!!!

「All That Jazz」は、
ブロードウェイ・ミュージカルの人気演出・振付家の、
人生最後の追憶を描いたものです。

そこで、ダンサーたちの練習場面に必ず登場する脇役がピアノ弾き。
部屋の片隅で練習に合わせ、アップライトピアノを弾きます。

さて、演出家のギデオンが心臓発作で倒れ入院、
練習中のミュージカルが一体どうなってしまうのか不安でいるダンサーたち。
そこへ「2ヶ月したら退院してまた再開だ~」という知らせ。
喜ぶメンバーたち。
そこでピアノ弾きが「病院ソングだ~」と言って陽気に弾き始めるのが、
即興で弾くラグタイムでした。
「ああ、まさにこれだ!」

この映画のエピソードの中では非常にマイナーで、
音楽的にも多分、あまり注目されてない部分だと思いますが、
私が自分の好きな音楽だと思っていた記憶のルーツのひとつが、
まさに、この映画のこのシーンでした!
この曲(というより断片)がラグタイムだという説明など、もちろん全くありませんが、
今聞くと典型的なラグタイムスタイルだとよくわかります。
こういう即興に本当に適したスタイルだということも。

なお、映画「Sting」の公開は1973年。
この映画は、1979年。
やはりラグタイムリバイバルを経たあとの映画だったのでした。

ちなみに映画でピアノを弾いているArnold Grossという人、
この映画のミュージカル部分の編曲もしている人のようです。
本当に、達者な弾き手です。
ダンス練習でのピアニストの役割も、
この映画でよくわかります。

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